事故などの突発的な原因から、歯ぎしりや食いしばり、ストレスなどの精神的な要因まで、様々な原因があるとされている顎関節症。

１０代半ばくらいから４０代までの方の女性に多い症状です。

はじめに歯医者さんで相談する方が多く、噛み合わせの調整や顎の負担をへらすために、マウスピースをすすめられます。

最初はガンバってマウスピースを装着しても、いつの間につけなかったり、つけ忘れたり、中には歯ぎしりで粉々にしてしまったという話も･･･。

しかし、マウスピースだけでは顎関節症はなかなか改善されていません。

もちろんそうし処方で改善する方もいらっしゃいますが、中にはそもそも口を開けられない等によりそうした処方ができない、またそうした処方をしても改善しない方もいらっしゃいます。

なぜなら、顎関節症はアゴだけの問題ではないからです。

以前は関節の中にある軟骨のズレや骨の変形の問題と思われていましたが、現在は日常生活習慣の良くないお身体の使い方にて背骨や首、腕や手の骨格が歪んだ状態、あごを動かしたりすることで発生してしまうと考えらています。

咀嚼筋（あごの筋肉）が伸び縮みすることによって顎関節を動かし、口が開いたり閉じたりしますが、背骨(特に頸椎)がズレることにより、顎が歪み、噛み合わせを悪くしたり、片嚙みの原因になったり、咀嚼筋の左右の力や柔軟性の偏りを生じます。

その結果、顎関節症の症状が発生してしまいます。

つまり顎関節症を根本的に改善するためには、骨盤・骨格の歪み（特に頸椎）を整え、あごの筋肉や腱が左右同じように働ける状態を作ることが重要です。

そして特に症状の重い方の場合、実は原因が背骨や首、腕や手の骨格・骨盤の歪みだけではなく精神的なストレス・内臓の疲労によって自律神経の乱れによって自己回復機能が働かなくなり症状が重症化している可能性があります。

ほとんどの人は背骨や首、腕や手の骨格の歪みからきていますが、顎関節症とともに、不眠・めまい・耳鳴り・慢性的な疲労や吐き気などの症状も併発している方は骨格の歪みとともに自律神経の乱れも重症化している原因です。

顎関節症を放っておくと、口を開けられない・噛めない・食事を楽しめない・開口時にあごがカコッとなり口を開けることが怖くなる・頭痛・耳の痛み・違和感があって眠れない・食べる気力がなくなる・顔の歪みがひどくなり気になるといった症状によってよりストレスを抱えてしまうことにより悪循環に陥り、さらに悪化してしまいます。

当院では顎関節症を改善するために、まず問診・検査を行います。

問診では、現在出ている不調について、いつ頃発生したのかなどはもちろんのこと、日常生活習慣、例えばお仕事の内容や状態・睡眠時間・食習慣・病歴などあなたの不調の原因を見つけるために、様々な角度からお身体の歪みにつながる要因を丁寧に確認させていただきます。

そうして現在の症状や日常生活を細かく確認した後、実際に症状がどういった状態になっているかを関節の稼働域や筋肉のバランス等を実際に動かしながら確認します。

また、問診により顎関節症に伴って不眠・めまい・吐き気・耳鳴り・慢性的な疲労などの自律神経の乱れからくる症状を伴っていることが判明した場合には、骨格的な検査だけではなく内臓の検査（お腹と舌を見る）をすることで確認します。

そうして問診と検査の結果を総合的に判断して、あなたの顎関節症の根本的な原因を発見した後、内臓調整法・骨格矯正・鍼灸施術といった様々な施術技術をあなたに合わせて組み合わせた根本改善整体を行っていきながら、再発しないように正しい姿勢を維持できるようにセルフケアの方法もお伝えします。

背骨や首、腕や手の骨格・骨盤の歪みを整え必要に応じて内臓へのストレスを解消し、顎関節症の根本的な原因を解消しすることでしっかりとお身体が改善していく状態を作っていき、あなたの顎関節症を根本改善＆再発しない身体づくりを行っていきます。

どこにいっても顎関節症がよくならなかった方は是非、東陽治療院へお越しください。