動悸には大きくわけて2つの発生原因があります。

不整脈・心不全・心筋梗塞といった心臓疾患由来のものと、自律神経の乱れからくる動悸です。

その中でも一般にめまいや失神、息切れ、胸痛などを伴う動悸は心臓由来ですのでそうした症状をお持ちの場合は緊急を要するものである場合が多いので出来るだけ速やかに病院に受診して下さい。

ここでは自律神経の乱れからくる動悸について解説させていただきます。

自律神経の乱れからくる動悸は過労・偏った食生活、運動不足、ネガティブ思考・急激な環境の変化などストレスが原因だと考えています。

人間の体内には無数の神経があります。その中で内臓の働きなどを調整してくれるのが、自律神経です。自律神経が乱れると心や身体に様々な支障や症状が出てしまいます。

そうして自律神経が乱れてしまう原因は実は内臓へのストレスが原因なのです。

東洋医学では、内臓のストレスを引き起こす原因は以下の３つに分けられます。

1. １．外的要因
   気候の変化：暑さ・寒さ・湿気・乾燥・風が強いなど
   環境の変化：転勤・移動・転校など
   病気やけがなど
2. ２．内的要因
   感情の変化：怒り・悲しみ・怖い・考え込むなど
   遺伝的要因
   精神的ストレス
3. ３．生活習慣
   姿勢の悪さ・食生活の乱れ・ダイエット・夜更かし・運動不足・運動のし過ぎ・働きすぎなど

いかがですか？
あなたにも思い当たる項目があるのではないでしょうか？

このような日常生活に潜む様々なストレスが内臓へ悪影響を及ぼします。

内臓がストレスを受けると自律神経は常に緊張している状態になり、自律神経がもともと行っている身体を修復するなどの本来の働きを果たせなくなってしまいます。

そのなかでも動悸・息切れの方のお腹は、心・小腸・腎・肝という内臓に悪影響を及ぼしています。

つまり、動悸・息切れの症状は日常のストレスにより内臓（心・小腸・腎・肝）へ悪影響を及ぼしてしまうことで発生してしまっているのです。

動悸・息切れに悩む方というのは、更年期の方にも多く、生活やご自身の性格に何らかの要因があることが多いため、施術で一旦症状が治まっても再発してしまう可能性が高いのです。

動悸・息切れは自覚症状が強いため、自分の身体がおかしくなったんじゃないかという不安感から不眠症になったり、不安症という症状が強く出てしまいます。

またこの不安感からいろんな病院へ通い検査を受けたり、それでも原因がわからず対症療法的に抗うつ剤・抗不安剤といったお薬やへの依存性が強くなるといった状態に陥りやすくなります。

そしてこうした状態により、より大きなストレスを抱えてしまうことで悪循環に陥り、さらに悪化してしまいます。

当院では動悸・息切れを改善するために、まず問診・検査を行います。

問診では、現在出ている不調について、いつ頃発生したのかなどはもちろんのこと、日常生活習慣、例えばお仕事の内容や状態・睡眠時間・食習慣・病歴などあなたの不調の原因を見つけるために、様々な角度から自律神経の乱れにつながる要因を丁寧に確認させていただきます。

そうして現在の症状や日常生活を細かく確認した後、実際に症状がどういった状態になっているかを確認します。

実は自律神経の乱れからくる不快な症状も、お身体にサインとして現れていて、お腹と舌を見ることで確認することができるのです。

ストレスによってどの内臓が影響を受けているかを確認するため、お腹を触診し影響を受けている内臓を把握し、舌を見ることによって内臓およびお身体全体がどのように悪影響を受けているかを確認します。

そうして問診と検査の結果を総合的に判断して、あなたの動悸・息切れの根本的な原因を発見した後、内臓調整法・骨格矯正・鍼灸施術といった様々な施術技術をあなたに合わせて組み合わせた根本改善整体を行っていきます。

内臓へのストレスを解消し、自律神経の乱れを整え、本来あなたが持つ自己回復力を高めることでしっかりとお身体が改善していく状態を作っていき、あなたの動悸・息切れを根本改善＆再発しない身体づくりを行っていきます。

どこにいっても動悸・息切れがよくならなかった方は是非、東陽治療院へお越しください。