起立性調節障害でお困りの方には特徴があります。年齢は小学校高学年から高校2年生位の学生さんで成長期、つまりお身体が大きく変化を起こすときに発症することがほとんどです。そして気が優しく真面目な子が多いのです。

例えば

・部活を一生懸命やりすぎて身体の使いすぎている

・多感な時期の人間関係で気を使いすぎている

・塾での勉強などで精神が疲労している

・規則を守るという意識が強く気が休まっていない

というようなお子様です。

また症状としては、まず初めは朝起きるのが遅くなります。初めのうちは無理やり起こすと起きられ何とか学校に行きますが、だんだんと無理やりに起こしても起きられなくなり、起きる時間も12時から15時になる特徴があります。

またそのほかにも特に午前中に起きる症状として、起きるといきなりお腹が痛くなる・気持ちが悪くなる・頭が痛くなる・意欲がわいてこないや、夜寝る時間が遅い・夜眠られなくなるという症状の特徴があります。

実は起立性調節障害はこうしたストレスにより内臓が悪影響を受けることで自律神経が乱れることが原因で発症してしまうのです。人間の体内には無数の神経があります。その中で内臓の働きなどを調整してくれるのが、自律神経です。自律神経が乱れると心や身体に様々な支障が出てしまいます。

東洋医学では、内臓のストレスを引き起こす原因は以下の３つに分けられます。

１．外的要因

気候の変化：暑さ・寒さ・湿気・乾燥・風が強いなど

環境の変化：転勤・移動・転校など

病気やけがなど

２．内的要因

感情の変化：怒り・悲しみ・怖い・考え込むなど

遺伝的要因

精神的ストレス

３．生活習慣

姿勢の悪さ・食生活の乱れ・ダイエット・夜更かし・運動不足・運動のし過ぎ・働きすぎなど

いかがですか？あなたのお子様にも思い当たる項目がありませんか？このような日常生活に潜む様々なストレスが内臓へ悪影響を及ぼします。

内臓がストレスを受けると自律神経は常に緊張している状態になり、自律神経がもともと行っている身体を修復するなどの本来の働きを果たせなくなってしまいます。

その状態が続いて悪循環が続いた結果、起立性調節障害として、起きれない・倦怠感＆疲労感がある・頭痛する・めまいがする・寝れないがするなどの様々な不快症状となって現れてしまうのです。

つまり、起立性調節障害の様々な症状は日常のストレスにより内臓へ悪影響を及ぼしてしまうことで発生してしまっているのです。

起立性調節障害を放っておくとストレスによりますます症状がひどくなってしまいます。

初めのうちは何とかいけていた学校も、症状が重くなってしまうと

・遅刻が多くなる

・早退が多くなる

・学校を休む日が多くなる

・不登校になる

・転校することになってしまう

・退学をしてしまうことになる

といった風に日常生活での支障も大きくなってしまい人生に大きな影響を与えてしまうことがあります。

当院では起立性調節障害を改善するために、まず問診・検査を行います。

問診では、現在出ている不調について、いつ頃発生したのかなどはもちろんのこと、日常生活習慣、例えばお仕事の内容や状態・睡眠時間・食習慣・病歴など不調の原因を見つけるために、様々な角度から自律神経の乱れにつながる要因を丁寧に確認させていただきます。

そうして現在の症状や日常生活を細かく確認した後、実際に症状がどういった状態になっているかを確認します。実は自律神経の乱れからくる不快な症状も、お身体にサインとして現れていて、お腹と舌を見ることで確認することができるのです。

ストレスによってどの内臓が影響を受けているかを確認するため、お腹を触診し影響を受けている内臓を把握し、舌を見ることによって内臓およびお身体全体がどのように悪影響を受けているかを確認します。

そうして問診と検査の結果を総合的に判断して、起立性調節障害の根本的な原因を発見した後、内臓調整法・骨格矯正・鍼灸施術といった様々な施術技術を組み合わせた根本改善整体を行っていきます。

内臓へのストレスを解消し、自律神経の乱れを整え、本来あなたが持つ自己回復力を高めることでしっかりとお身体が改善していく状態を作っていき、起立性調節障害を根本改善＆再発しない身体づくりを行っていきます。

どこにいっても起立性調節障害がよくならなかった方は是非、東陽治療院へお越しください。